コロナ禍になって、在宅勤務が増えた方も多いと思います。
通勤時間がなくなるなど嬉しいこともある反面、家だと集中できなかったり、同じ環境に飽きてしまったことはありませんか?
そんな方におすすめしたいのは「コワーキングスペース」です。
職場・家とも違う環境で、仕事をする上で必要なwifiや作業スペース、会議室などが揃っています。
私は地元にある徒歩30分のコワーキングスペースを、集中したいときや気分転換に利用しています。
海外では、利用することで人の輪が拡大する、アイデアや創造性に変化がみられたという報告もあるようです。(CollaBaton:コワーキング・スペースにおける利用者間交流を促すバトン型コミュニケーション・メディア)
この記事ではコワーキングスペースのメリットや利用方法について解説します。
目次
コワーキングスペースとは?シェアオフィスとの違い
コワーキングスペースとは、異なる所属の人たちがそれぞれの仕事をするための、オープンな場を提供するところです。
ビルなどに設けられている場合が多く、作業スペースや会議室、wifiやモニターなどが備わっています。
会社員、フリーランス、学生問わず利用することができます。
単純な作業場としてではなく、利用者同士の交流を促す側面もあります。
似た用途としてシェアオフィスもあります。さまざまな企業が共同して利用するオフィスのことです。
同じ空間・設備を利用するのは一緒ですが、シェアオフィスは法人契約・作業の場という側面が強い印象があります。
個人で利用したり、新しいビジネスチャンスを目的とするのであれば、コワーキングスペースが適していると思います。
備わっているもの
多少の差異はありますが、以下はだいたい揃っているところが多いです。
- オープンな作業スペース
- 個室
- 会議室
- wifi
- 充電
- モニター
- 複合機
- 文具類
- 鍵付きロッカー
- ホワイトボード
- 無料ドリンク(ウォーターサーバー・コーヒーメーカー)
この他にも、軽食や電子レンジ、電話ブースを備えている場所もあります。
Kashiwa grandには、ハンモックを備えた個室があります。
メリット・デメリット
メリット
- 気分転換になる、集中できる
在宅勤務が長い方は、特に実感できるように感じます。
私生活の中心となる家では誘惑が多かったり、一緒に暮らしている家族の声が気になることもあると思います。
コワーキングスペースなら、仕事をする場として切り替えができますし、個室スペースを使えば周りの音も気になりません。
集中力を大幅に高める3つのシゴト「環境」の記事でも、働く場所を変えるだけで記憶力が上がると書かれています。
カフェでも気分転換を図ることはできますが、必要な設備が整っていないことも多いです。何時間も利用するには気が引けるといったこともあるかと思います。
コワーキングスペースでは営業時間内なら何時間でも利用できるため、そういった心配もありません。
- 在宅以上、出勤未満の良さを体感できる
先ほどのメリットとも関連しますが、通勤時間をかけずに家以外の仕事場を確保することができます。
通勤していた頃は、往復4時間弱の時間をかけていました。
その時間がなくなった分、朝ゆっくりできたり、仕事を終えてすぐに好きなことができたりとメリットがたくさんあります。
しかし、毎日在宅だと飽きたり、静かな空間が必要になることも度々あります。
そんな時、通勤時間をそこまでかけずに気軽に利用できる”第3の職場”として利用することができます。
- さまざまな人との交流や新たなビジネスが生まれることもある
コワーキングの言葉の意味は、異なるバックグラウンドの人たちと仕事場を共にして交流をすることです。
一番の利用目的でありメリットなのだと思います。
私自身は他の利用者の方との交流はありませんが、コワーキングスペースを利用したビジネスセミナーなどの開催を見かけました。
一時的な仕事場としての利用だけだと交流の機会は多くないと思いますが、そういったセミナーに参加することで新たな人脈を増やすこともできそうです。
デメリット
- 周りの音が気になる
場所によりますが、デパートの中にあるコワーキングスペースだと、館内アナウンスや音楽が気になる場合もあります。
また、オープンスペースは基本的にビデオ会議や通話OKなので、周りの声が気になることもあるかもしれません。
静かな空間を求めていた場合、オープンスペースの特徴を事前に把握したり、個室を利用するなどが必要です。
- 情報漏洩のリスク
コワーキングスペースに限りませんが、職場や自宅以外で仕事をする場合、画面を見られたり話し声を聞かれたりということはあります。
PCはスクリーンセーバーをかける、重要な会議は個室でする、席を長時間外すときはPCをロッカーにしまうなどの徹底は必要となります。
- 毎日利用するにはコストがかかる
1日利用だと2000円〜3000円が相場です。
月額制もありますが、それでも月20000円前後かかる場合もあります。
家での仕事、職場での仕事ではかからない出費になるので、生産性との兼ね合い・見極めが必要です。
利用方法・料金体系
基本的にはユーザー登録、会員になることで利用することができます。
日単位の一時的な利用ができるドロップイン、プランの範囲で使い放題の月額会員の二種類のところが多いです。
体系 | ドロップイン (1日利用) | 月額会員 (全日利用、平日利用など) |
料金 | 2000円〜3000円前後 | 10000円〜30000円前後 |
利用料プラス、初回の会員費がかかるところもあります。個室利用などは別料金でかかるところが多いです。
まとめ
コワーキングスペースについて、メリットや利用方法について解説しました。
いつもと環境を変えることで、気分転換にもなりますし、仕事の効率が上がることもあります。
事前に見学をすることもできます。まずはドロップインで、1日利用体験をしてみてはいかがでしょうか。