副業や複業の候補の一つに農業を考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、コネクションがない場合はどうやって始めたら良いか悩みますよね。
本記事では、農業とのコネクション0だった私が複業として農業を始めるまでに行ったことをまとめています。
どうやって始めたら良いか悩んでいる方の参考になれば幸いです!
目次
STEP1.働き方を決める
農業をするといっても、農地を借りて一人で行う、農家さんのところで働くなど、方法は様々です。
また、本業と農業それぞれの働く時間と収入の割合をどうしたいかも決めておく必要があります。
私の場合、現職のエンジニアを週3日、農業を週2日の割合で考え、収入のメインはエンジニアで農業は月5万円ほどと考えていました。
農業のサイクルを知り、自分が農業でやっていけるかを見極めるために、1年間働かせてもらえる農家さんを探すことが目的となりました。
このように、自分なりの農業で働くことの定義をした上で、情報収集をしていきます。
STEP2.情報収集をする
知り合いの農家さんに話を聞く
友人知人、職場の人など、農業に関わりのある知り合いの話を聞きに行くことをおすすめします。
“農業に関わりのある人が周りにいない”という方は、ぜひ自分から”農業をしたい”という思いを発信してみてください。職場で実家が農家という方がいたり、飲食関係で農家さんとのツテがあるなど、意外と身近にコネクションがあることに気づけたりします。
私自身、先輩のつながりで梨農家さんに話を聞いたり、実際に手伝わせてもらっています。
元社員だったりんご農家さん、実家が農家の後輩にも話を聞くことができました。
- 年収が安定しないことの辛さ
- 売り先・売り方を確立しておくことの大切さ
- 今ある人脈を大切にすること
このような生の声を聞くことで、実際に始める前の心構えができます。
イベントに参加する
新・農業人フェアでは、農業に興味があって仕事にしたいと思っている方に向けたイベントです。
就農情報やセミナー、農家の方への相談ブースなどがあり、情報収集の場として最適です。後述する農業インターンもこの場で知ることができました。
農業Weekもおすすめで、既に就農している方向けのイベントです。
農業・畜産に関わる企業が出店するブースやセミナーで、資材や器具、6次産業化やITなど最新情報を得ることができます。
一部では就農募集のブースもあるので、これから就農する方にもおすすめです。
また、試食ができるブースやアウトドア用品ブースもあったりと、一般の方でも純粋に楽しめるイベントです。
STEP3.体験する
農業インターンシップ
仕事としての農業に関心のある方が、実際の農業の現場で就業体験できる制度です。
全国250以上の受け入れ農業法人から、最短2日・最長6週間の農業体験をすることができます。
体験したい農業法人を選び、Webから申し込みます。事務局の仲介を経て体験先が決まり、そのあとは農家さんと直接やりとりをして当日を迎えます。体験後は報告書を事務局に提出します。
実際に2泊3日で体験してみて、農業体験はもちろん、経営者としての考え方や姿勢に触れることができ、とても刺激になりました。
“週5日働いてもらうことは難しい。だけど、メインの仕事を持ちながら週2日働いてもらうのは助かる”という声を聞くことができ、副業・複業として農業は成立できそうだとも感じました。
農家さんとのコネクションもできるため、とてもおすすめの制度です。
農mers
生産者と働き手のマッチングアプリです。全国各地の生産者の方が、人手が欲しい期間、報酬ありで募集をかけています。
生産者と働き手はチャットで繋がることができ、アルバイトとして農業体験をすることができます。
daywork
1日農業バイトができるサイトです。
現在北海道と14県のエリアで募集がされています。単発で体験できることが魅力です。
農ケーション
農業×ワーケーションで、仕事をしながら農業を体験することができます。
実際に農業を複業とする前のお試しとしても良いかと思います。山梨県のCultivate the Life みのぶ自然の里など、Workationsからも探すことができます。
東京地球農園
四季折々の野菜の収穫体験ができます。3歳から体験できるので、ご家族で体験するのも楽しいかと思います。
STEP4.作物と働く先を決める
作物を決める
“農業をしたい”という思いはあっても、何を育てるかを決めることは難しいのではないでしょうか?
情報収集を始めた頃は、何を育てたいかを問われてもはっきりと答えられませんでした。
決まっていない方は、STEP3で紹介した体験を通して、何を育てたいかを探してみてください。
とまたろうさんのYoutube【脱サラ、起業】2020年農業してみたい方が今するべき事では、今の環境で葉菜類、果菜類、根菜類を作ることをおすすめしています。
野菜は家庭菜園でも育てやすいため、農業インターンなどで野菜以外の作物を体験するのも良いかと思います。
働く先を決める
STEP1で決めた働き方ができるところを探します。
- 体験先や知り合いの農家さんのところで働く
STEP1〜3を行うことで、農家さんとのコネクションができます。
こうして縁のあった農家さんのところで働くことも選択肢としてあります。
実際に、昨年から手伝っている農家さんのところで、1年間週2日という条件で働かせていただくこととなりました。
エンジニアやマーケティングだけでなく、農業の募集もあります。
正社員だけでなく副業の募集もあるので、Wワークの求人探しとしておすすめです。
1年以上3年未満の期間、地方自治体の委嘱を受けて地域で仕事を行います。
地方へ住む環境が提供され、報酬をもらいながら農業や観光などの仕事に携わります。
住民票を移すことが必須で、定住してもらうことを前提としています。
地方へ住みたいと思っている方は、ぜひ募集要項などをご覧ください。
まとめ
農業を副業・複業として始めるための方法をご紹介しました。
農業と全く繋がりがない方でも、STEP1〜STEP4を試していただくことで、農業を始めるきっかけをつかめると思います。
興味あるところから始めてみてください!